9月30日の「ヤクルトvs阪神戦」(神宮球場)を観戦しに行った。
逆転勝ちをしたし試合は最高で、結果的に自分なりにも来て良かったと思える試合だった。
10年ぐらい前に一度「ヤクルトvs阪神戦」を見に来たことがあった(3塁側)。
そのときは各々自分なりの観戦のしかたを楽しんでいたように見えたもので私もまた然り。
じっくり選手を眺め、観察してビールなんぞ一杯やりながらマッタリしようと思っていた。
しかし、あまかった!あ〜浅はかだった!!
球場は熱狂的トラファンで燃えたぎっていた〜!
今じゃ10年前のダメダメ阪神とは訳が違う。
そんな感覚で行ったものだからハッキリ言ってカナリ度肝を抜かれた。あうちっ
こりゃー場違いか?しかも独りで。
自分の指定席へ行ってみると前から2列目、うわー予想以上の良い席だよー!とか思って
席に座ろうとしたら、うわー予想外だよー嫌な予感がー!に変わった。
すぐ後ろの列に男3人女3人のトラキチが陣取っていた。
なんというか、こうオーラが違うっていうか自分の苦手なオーラを感じるわけ。
妖怪アンテナじゃないけど、こういうときの自分の感はマジあたる。
本能的に守りの態勢に入る。
私はよくドウデモイイ対象にされる。わかりやすく言えばあたられやすい?
アネゴに言わせると、地味で大人しめに見えて弱っちい光線を発しているかららしいのだ。なんだいそれ!
確かに小心者だが弱っちい光線なんか発してないぞ!
だけど実際には的にされる。
案の定、席に座ろうとすると6人の視線を浴びた。
私は絶対に目を合わせないようにして聞こえないふりをする。でも地獄耳。
座って2分としないうちに5イニングまで的にされた。
男ら:「おー、なんか暗くねー」「応援できてねーじゃん、やれよー」「誰かと待ち合わせじゃねーの、独りじゃ来ねえよな普通」etc…
女ら:「なんか菓子食ってるよ」「練習してこいよなー(選手別応援歌&振付)」「うぜー」etc…
いつも思う、なぜ他人のことをとやかく言うのだろう?何も迷惑かけてないのに。
けっこう一発屋にも遭う。そういうのは女性が多いのだが、すれ違いざまに「ブス!」とか、
すれ違って50M離れてから「ブスばか!」とか。バージョンアップしてるし。
一昨日は京王デパートでカップルの女に「イカレてるよ」とか言われたようだ。
ま、この場合「阪神タイガース」グッズをしこたま買い込んだ袋を持っていたからだろう。そのときはグッズを買って気分が良かったので勘弁してやったよ。それにしても他人のことを悪く言うやつらが多い。たまには良く言ってほしいものだ。「賢こそうじゃないー?」とか。へへへっ(=^ω^=)
嫌だけど、そんなことは日常茶飯事なので気にしないようにするしかないのか。
5イニングからは隣の席にベタベタしているだけのカップルが来てからは何も言わなくなった。なんでー?
そしておいらは自分らしく観戦した。
試合が終わって前のネットのところにしがみつきに行った人が30人くらいいて、球場にいた他のひと達は六甲おろしを熱唱していた。
おいらも階段下のネットの丁度空いているところへ駆け寄ってみると。
直ぐ前(2〜3m)を横切って星野監督を先頭に選手たちがパラパラと帰って行くではないかー!
カントクー!カントクー!おめでとうございますー!ヒヤマー!…. みんな選手の名前を叫んでいた。
おいらも豹変したのさ。
カントクー!カントクー!リガンー!ヒヤマー!ヤノー!ヤギさーん!….
選手が振り向いてくれて居なくなるまで叫び続けた!つーか吠えた。感激!感激!感激!感激!感激!
例の6人が呆気にとられていたことは言うまでもない。ナメンナヨこらっ
だって、私は応援にきたけれど目的はそれじゃない。選手をテレビでじゃなくて生でこの目で見たくて独りでも来たんだもん。応援が目的なら誰でもいいから誘ってくるし、それこそ独りじゃ来ないのよ。
側にいたおばさんもしきりに感動を伝えようと私に話しかけていた姿が視界に入ったけれど、もう理性じゃ抑えきれなかった。選手が前を通る度に応援バットを持って高く振り上げた右手をまるで竹コプターのように手首からぐるぐる高速回転させて猛アピール!(無意識)
腹の底から声を出して名前を呼んでいた。
最後の最後に予想以上の心の潤いが得られた。嫌な事も忘れるくらいに嬉しかった。本性出した。(笑)
本当に来て良かったと心から思ったのでした。
来年までオアズケだ〜!振り付け覚えてやる!うんこたれー!<トラキチ6人